我々の足元には
あまたの恵みが隠れている。
「倉」という字には、「創」という字に使われるように、「新しいモノをつぎつぎとつくりだす力や才能」という意味があると言う。そんな「倉」の才能を持った人や企業のネットワークが「倉式」type-KURAなのだ。
平成17年(2005)に倉敷美観地区周辺に乱立する高層マンション群のアンチテーゼとして5人のクリエーターが集い、マンションに負けないアパート「B-SQUARE PROJECT」を企画・実現した。翌年の春、20人のクリエーターが集い、そのアパートB-SQUAREを会場に、モノづくりの力でまちを元気にする展示イベントを開催した。世代・ジャンルを越えた20人が集い、夢を表現する。それに触れた20人が「もう一度、絵を描いてみよう」「もう一度、モノをつくってみよう」と思ってくれて、元気になり、新たな活動を始める…。更に、その気は地域へ広が2千人が元気になる、そして2万人が…。
まず、自らが動き、自らが楽しみ、自らがこだわり、自らが表現を続けることで、関わる人を幸せにする、住民の手で地域を活性化させる…。そういったボトムアップ型地域活性化の活動なのだ。平成18年(2006)から8回の展示イベントを行い、8冊の雑誌を発行してきた。そして9回目の展示からは、地域企業と共に龍の仕事展に有志が毎年参加している。
8年間の活動を通して、見えてきたもの…。それは、この地にまだまだ沢山の魅力が隠れているということ。その魅力は自分の目で確かめないと実態は見えてこないということ。深く知ることで愛着が湧くということ。傍らから眺めていても何も始まらないということ。そして人が変わる前に自分が変わるということ。そしてその恵みに感謝するということ。どれも至極、当たり前のことだが、そんな単純なことでさえできていない自分に気づいたことが何よりの宝であると実感している。


